内科
必要に応じて、血液検査、血圧検査、レントゲン検査、超音波検査などを行い、正確な診断に努めております。
このような症状・疾患でお悩みではないですか?
- 風邪
- 発熱
- 咳、喉の痛み
- 頭痛
- 吐き気、嘔吐
- めまい
- 慢性疲労
- 倦怠感
- 脂質異常症
- 高血圧
- 糖尿病
- 肺炎
- 冷え性
- 偏頭痛 など
冷え性
手足が冷える、体温が低い、すぐにお腹を下す、下半身が冷えるが上半身がほてるといったときには、冷え性が疑われます。冷え性でお悩みの方は詳しくはこちらをご覧ください。
偏頭痛(片頭痛)
ズキンズキンと脈打つ痛みが特徴で、一般的には頭の片側に起こります。しかし、両側性で締め付け感のある頭痛も、偏頭痛と診断される場合があります。吐き気や嘔吐を伴うことが多く、痛みで寝込んでしまったり、体を動かすと悪化したりします。
偏頭痛発作は、疲労・ストレス、睡眠トラブル、天候の変化・温度差、月経などが因子となります。誘発因子には個人差があるため、ご自身の発作が起こりやすい状況を把握しておきましょう。
その他、ちょっとした体調不良なども、お気軽にご相談ください。
※発熱がある方は、お電話にて一度ご相談下さい。
循環器疾患
このような症状・疾患でお悩みではないですか?
- 動悸、息切れ
- 胸が苦しい、痛い
- 冷や汗が止まらない
- 頻脈、徐脈
- 立ちくらみ、ふらつき
- 高血圧
- 狭心症
- 心筋梗塞
- 不整脈
- 心臓弁膜症
- 心不全
- むくみ
など
当院では生活習慣病の診療を行っています
生活習慣病は、症状が乏しい一方で、進行すると心筋梗塞や脳卒中のリスクを高める病気です。
特に健康診断で数値の異常を指摘された方は、年齢に関係なくお早目にご相談ください。
生活習慣の改善、薬物療法などによる治療を行います。
また、生活習慣病の予防に取り組みたいという方もお気軽にご相談下さい。
糖尿病
血中のブドウ糖の値(血糖値)が慢性的に高くなっている状態です。
糖尿病には大きく分けて、1型糖尿病と2型糖尿病の2種類があります。
症状・リスク
・1型糖尿病:年齢関係なく若い方でも発症し、普段より喉が渇く、頻尿、急激な体重減少などの症状があります。
・2型糖尿病:40歳を過ぎてから発症する場合がほとんどで、倦怠感、足のしびれ、喉が渇く、多飲・多尿、体重減少、目のかすみ・眩しさが挙げられます。
糖尿病は放置すると大変危険で、動脈硬化の進行を招き、心筋梗塞、脳卒中のリスクが高くなるほか、網膜症、腎症、神経障害(三大合併症)も懸念されます。
原因
・1型糖尿病:体質やウイルス感染によって、インスリンを作る膵臓の一部が破壊することが原因と考えられています。
・2型糖尿病:高脂肪・高カロリーの食生活、運動不足、ストレス、喫煙などの生活習慣の乱れを原因とします。
治療法
治療では血糖コントロールを行う必要があり、これは食事と運動で改善が可能です。また、薬物でインスリンの分泌や糖の分解・吸収をコントロールする方法もあります。
高血圧
院内で計測した血圧が140/90mmHg以上、またはご自宅で測定した血圧が135/85mmHg以上ある状態を指します。
症状・リスク
高血圧であること自体に自覚症状が現れることはあまりありません。自覚症状がないから「大したことはない」と考えられがちですが、放置しておくと心臓や血管に負担をかけることとなり、心臓病、脳卒中、腎臓病など合併症を引き起こすため、命の危険にかかわってきます。
高血圧が続くと、心臓をより強い力で血液を送り出す必要があるため、心臓の筋肉が肥大化していきます。徐々に酸素や栄養が不足するようになり、心機能が低下することで(心不全)、動悸や息切れ、手足のむくみが現れるようになります。
原因
高血圧の原因として、塩分の摂取過多、肥満、運動不足、ストレス、喫煙、遺伝などが挙げられます。
治療法
高血圧を予防・改善するには、食塩摂取を1日6g未満にしたり、アルコール・たばこを制限したりするほか、適切な運動を行って適正体重を維持することが有効です。
脂質異常症・高脂血症
以前まで「高脂血症」と呼ばれていましたが、その後「脂質異常症」と改められました。
脂質異常症には大きく分けて3つのタイプがあります。
①血中の悪玉コレステロールが高すぎる、②中性脂肪が多すぎる、③善玉コレステロールが少なすぎる、の3パターンです。
症状・リスク
症状が現れることはほとんどなく、健康診断で数値を指摘されて初めて自覚する患者さんが多くいらっしゃいます。
自覚症状がないことから放置される方もいますが、血中に余分な脂質が多くなると、動脈硬化を起こしやすくなるため、心筋梗塞や脳卒中の他、脂肪肝、急性膵炎のリスクが高まります。
原因
運動不足、偏った食生活、肥満、ストレスなどが原因にあります。
「悪玉コレステロール値」は、バターやチーズなどの乳脂肪分が多い食品や即席麺といった食事により高くなり、「中性脂肪」は甘いお菓子や果物、揚げ物、お酒の摂りすぎが原因となります。また、「善玉コレステロール」が減少する原因としては喫煙が挙げられます。
治療法
治療法としては、年齢や性別、高血圧・糖尿病の有無、家族の既往歴等をもとに設定した目標値を目指して食事制限や運動を行います。食事や生活習慣を改善しても数値が良好にならない場合や、早期改善が必要な場合(糖尿病の併発や動脈硬化傾向が見られる方)は、内服薬による治療を行うこともあります。
メタボリックシンドローム
男性で85センチ以上、女性で90センチ以上の腹囲がある状態、また加えて高血圧、脂質異常症、糖尿病のうち2つ以上の合併がある状態を指します。
症状・リスク
メタボリックシンドロームは、自覚症状が出ることが少ないことから、放置する患者さんが多くいらっしゃいます。
しかし、2型糖尿病や非アルコール性脂肪肝、高尿酸血症、腎臓病、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす可能性があります。
また、動脈硬化が進みやすい状態ですので、心筋梗塞や脳卒中といった命にかかわる病気のリスクも高くなります。
原因
メタボリックシンドロームになる原因として、出生時の環境や親の生活環境かかわってきますが、最も考えられるのは食事・運動などの生活習慣です。
1回あたりの食事時間が30分以上で満腹になるまで食べる、間食が多くお菓子などの嗜好品を好んで食べる、移動手段に車を使い運動習慣がない、という方は生活習慣の改善が必要となります。
治療法
メタボリックシンドロームの原因となる「内臓脂肪」を減らす必要があります。そのためには、バランスの良い食事、適度な運動を意識し、無理のないダイエットを行いましょう。
5~10%の減量でも、高血圧・脂質異常・高血糖に対して十分効果が得られます。
当院の診療では、食事指導をメインに生活習慣の改善を図ります。
痛風(高尿酸血症)
血液中の尿酸値が高いことを「高尿酸血症」、そして尿酸が関節などで結晶となり、“風が吹くだけで痛む”ほどの激しい痛みをきたす病気を「痛風」と言います。
症状・リスク
高尿酸血症の段階では無症状ですが、痛風(=痛風発作)を起こすと関節の腫れとともに激しい痛みが出現し、日常生活が困難になることもあります。
尿酸が結晶化する箇所によって症状が異なり、「痛風発作」は関節で結晶化したものを指します。
関節あるいは皮下組織に付着すると、コブのような「痛風結節」ができ、腎臓に沈着すると「痛風腎」となり腎機能の低下を引き起こします。
そして、水分を摂らずにいると、尿路で沈着し「尿路結石」の発作で激しい痛みを起こす可能性もあります。
心血管疾患(虚血性心疾患・心不全)の病態と深く関与しているため、高尿酸血症を悪化させないことが重要となります。
原因
「高尿酸血症」は尿酸値が高くなることで起こりますが、この主な原因として、食生活の影響が大きくあります。
レバーやエビといった「プリン体」を含む食品や、砂糖入りの清涼飲料水を過剰摂取すると、尿酸が上昇しやすくなります。また、お酒は体内でプリン体の合成を促進するため、尿酸が十分に排泄されなくなります。
他にも、ストレスや激しい運動も尿酸値を高くする原因となり得ます。
治療法
高尿酸血症の改善は、痛風発作や心血管疾患などの発生予防にとって重要となります。
有効な予防策として、食生活の改善、充分な水分補給、適度な運動、ストレス解消、アルコールの摂取制限があります。
治療法としては、上記の生活習慣指導、場合によっては薬物療法が選択されます。
健康診断
検査結果に応じた適切なアドバイス、精密検査・治療のご案内を行いますので、安心してご相談ください。
特定健診は、40歳以上の、奈良市国民健康保険に加入している方が対象です(無料)。
メタボリックシンドロームに着目し、生活習慣病の発症・重症化を予防することを目的にした健診です。
予防接種
当院では、インフルエンザ、A型肝炎、B型肝炎、麻疹・風疹などに対する予防接種を行っております。